2025-04

視線と存在感

声を出さずに、闘っている

誰もいない静かなジム。音がないからこそ、自分の鼓動だけがやけに響いてくる。汗の重み、体の震え、迷い。それでも、誰にも見せることなく、黙って積み上げるしかなかった。声を出さずに、闘っている。負けそうな自分に。なにひとつ言い訳せずに。限界は超え...
視線と存在感

ふりかえれば、きみがいた気がした

湯けむりの向こうから、気配がした。誰もいないはずの静かな温泉地。それでも、なぜか「きみがいる」と思った。振り返ったその先に、本当にきみがいたわけじゃない。だけど、少しだけ笑ってしまったのは、たぶん心のどこかが「きみに見つけてほしかった」から...
自然の中の彼

海の風が、彼を包むとき

目を閉じて、海から吹く風を受けていた。まるで世界が、彼だけのために静かになったようだった。その瞼の奥にあるものは、懐かしい声だったのかもしれないし、ただ肌に触れる潮の温度だったのかもしれない。一切の音が遠ざかるとき、彼の存在は輪郭を失って、...
都会の空と彼の身体

青空と肌のあいだに、風が通った。

高層ビルの屋上。吹き抜ける風に、シャツ一枚もない彼の肌がさらされている。それでも彼は、動じない。空と肌のあいだを通り抜ける風さえも、彼を見つめる者のひとつに思えてくる。白いショーツが、光を返している。肩を張るでもなく、胸を見せつけるでもなく...
自然の中の彼

肩越しの誘惑と、静けさの間

ふいに肩越しから振り返られると、その視線だけで、すこし息が詰まる。静かな森の中。何も言わず、何も求めないまなざしがかえってこちらを惑わせる。彼は、ただそこに立っている。上半身裸で、短パンだけをはいて。自然光に照らされながら、視線の向こうで呼...
視線と存在感

その視線の先に、彼がいる。

ふとしたとき、視線がそこに吸い寄せられることがある。静かに、ただ立っているだけなのに、目が離せなくなる瞬間。それはきっと、“見られている”ことを、どこかで彼が知っているから。バスタオル一枚。それは、身体のすべてを隠しているようで、実は、いち...
はじめに

ようこそ、Muscle Nudeへ。

このブログは、「見えないけれど、見たいもの」を集めた場所です。裸ではないけれど、服の向こうにある肉体の美しさ。ただ“隠れている”からこそ惹かれてしまうフェティシズム。ここでは、そんな美しさを、静かに、そして真剣に見つめていきます。■ 視線に...