色あせた観覧車、錆びついた遊具、ひび割れた地面。
廃墟と化した遊園地に、ひとり静かに立つ。
上半身は鍛え上げられた肉体。
下半身には、シンプルなローライズブリーフをまとい、
朽ちた世界の中に、ひときわ際立つ美しい男性モデルの姿があった。
壊れたメリーゴーランドのそばで、空を見上げる。
錆びたブランコにそっと触れる。
崩れかけた壁にもたれ、ただ静かに時の流れを受け入れる。
「ブリーフ」という最もシンプルな衣装が、
肉体の輪郭をありのままに浮かび上がらせ、
廃墟の哀しみと、モデル自身の静かな輝きを際立たせる。
廃墟の中でも、なお美しいものはある。
本作では、「男性モデル」「ブリーフ」「廃墟アート」というテーマを通じて、
忘れられた時間の中に生きる、美しい存在を描きました。
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