白。何もない空間。
そこに現れるのは、ひとつの強く静かなかたち。
ピッタリと水着だけをまとった、20代アジア人男性モデル。
余計な装飾も演出も排した白いスタジオで、
ただその肉体が語るものを、光と影が引き出していきます。
足元に映るかすかな影、
壁にもたれた背中、
膝を立てて座ったときの張りつめた静寂。
すべてが静かで、すべてが強い。
この5枚の写真には、言葉よりも確かな「存在の重さ」が刻まれています。
水着というミニマルな衣装は、
身体そのものを「彫刻」として際立たせる。
それはエロティックであると同時に、静かで神聖な視線を誘います。
筋肉の造形美、ポーズのバランス、肌の質感――
そのどれもが、白い空間のなかで研ぎ澄まされていく。
このシリーズは、「見せること」の核心に、
ただまっすぐに向き合った時間の記録です。
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