草の上に、朝露がきらめく。
焚き火は消え、テントの中はまだ眠ったまま。
そんな静けさの中、ひとりの男が目を覚ます。
鍛え抜かれた身体に、朝の空気が心地よく沁みていく。
水着姿のまま、ゆっくりとストレッチをして、
丸太に腰を下ろし、深呼吸。
特別なことは何も起きない。
ただ、身体を整え、心をゆるめ、自然の中に自分を置いてみる。
胸筋が朝日に照らされ、腕が風に溶け込むように揺れる。
誰も見ていないはずなのに、
なぜか彼は、まっすぐこちらを見つめてくる。
そんな朝の一瞬を、写真に閉じ込めました。
コメント